気ままなモノづくり日記

製造業のモノづくりの魅力や生の情報を発信していきます!

実例 タイ人マネジャーが仕事を丸投げして何もしなくなった 220709

実例 タイ人マネジャーが仕事を丸投げして何もしなくなった 220709

一時期、製造課のマネージャーが自組織に紐づいている保全部隊の管理を生産技術課に丸投げしてきて、自分たちは一切その仕事に手を出さなくなったことがありました。組織図的には保全部隊は製造課に属していますので、こちらの課では細かい指示が出せずに保全管理が困難だったのですが、製造課のマネジメント層は頑なに保全業務に手を出そうとしません。

保全問題が生産に対して致命的になってきつつありましたので、最終的にはその課の部下の8割方を自分の課に吸収することとなりました。そのマネージャーも権限を大きく奪われたことで改心したのか、業務に対する頑なな態度が少し軟化するようになりました。

後になって思う事なのですが、当マネージャーはIE出身なため保全業務自体経験が無く保全管理というそもそもの業務内容がそのマネージャーのキャパをオーバーしていたのだと思います。キャパオーバーしたとして上長に相談することもなく適正な対処をせずに放置してしまうことも問題ですが、本人の実力や能力を考慮せずに地位と業務を与えてしまう上位マネジメントの課題でもあるように感じました。

※そのマネージャーは私と同じ係長クラスで、上位には製造課長(ローカル)と部門長(日本人)がおりました。部門長には事前に何度も相談した問題なのですが、ローカルの製造課長からはこの問題を中々くみ取ってもらえませんでした。